マンタポイント攻略ガイド
他の追随を許さない圧倒的なマンタ遭遇率!!
世界トップクラスを誇る海と言われる石垣島の海!!
人気No,1!! マンタポイント!!
八重山諸島にいくつか存在するマンタポイントの周囲にも、八重山諸島を代表する人気ダイビングポイントがあり、組み合わせてダイビングを行います。今日は川平方面、明日は南の離島(新城島、黒島、竹富島)方面、他の日は西の離島(西表島、小浜島、竹富島、浜島)方面などと、その日の海況や潮、リクエストによりマンタポイント選択をしています。
マンタポイント攻略ガイドを見て、石垣島人気No,1ポイントをストレスなく潜りましょう!
マンタポイントのダイビングシュミレーション
様々な条件により、何本目にマンタポイントへ行くかは当日に決まります。
基本的に2DIVE目か3DIVE目で行くことが多いです。1DIVE目からマンタポイントへ行きたい気持ちもわかりますが、その日の潮回りや目撃情報お客様のスキルを確認してから向かいます。
- マンタポイントエントリー
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マンタポイント到着後ブリーフィングを行います。
人気ポイントの為、混み合うことや、どのマンタポイントにもルールがあるのでブリーフィングをしっかり聞いてください。ダイビングポイントの紹介、コンディション、エントリー・エキジット方法、コース、マンタウォッチングのルール、マンタの見所、潜水時間、最大深度、ハンドシグナル、残圧の確認、離ればなれにならない方法、はぐれてしまった場合の方法、緊急手順について、危険などについての説明後エントリー。 - 5~10m潜降し移動が開始されます
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移動中は、ガイドと同じ水深を保って中性浮力を意識してください。
船を停める場所によっては多少移動する事もあり、8~10mを移動しクリーニングステーションまで移動します。移動中にマンタが現れた時は、静止し近くにある根に捕まります。マンタの進路妨害をしないようマンタの正面やマンタの上には行かないように静かに観察し、マンタ接近時には驚かせないようできるだけ動かない心がけをお願いします。動かないほうがマンタも気にせず接近してくれます。マンタも例外ではなく水中生物のほとんどは音もなく近寄ってきます。よそ見などしていると真後ろにマンタがいるのに気づかない方もいます。ガイドが教えてくれますので常にガイドに注目しましょう。
- 基本的にマンタは「待ち」のダイビングスタイルになります
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マンタがホバリング(旋回)するクリーニングステーションはわかっているので、クリーニングステーションに向かう通り道でおとなしく待つことが一番です。マンタが全く現れない時はマンタを探して泳ぐこともありますが、空気の消費が速くなり潜水時間が短くなってしまう場合もあるので基本は、気長に待ちます。どうしてもマンタ待ちが長いと飽きてしまう事もありますが、下手に動き回るよりドキドキしながら待ちましょう。
クリーニングステーションにてマンタがホバリング(旋回)しているときは、根に掴まって観察します。私たちがじっとしていると目の前を、頭上を、前から後ろから次から次へとクリーニングステーションに現れホバリングしてくれます。一度に見られたのが5匹だとしても、個体識別をすると10匹以上なんてこともあります。運が良ければダイビング中ずっと見ていられることもあります。
- とにかくマンタが見たい方は「夏」
- 最高のマンタ、大乱舞を堪能したい人は「秋」
- 安全停止&浮上
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マンタ大乱舞のあとは船下まで戻り安全停止を行います。安全停止中も見送りのマンタが来てくれることがあります。クリーニングステーション以外でも油断は禁物です。船の往来の激しいポイントなので浮上も細心の注意を払いましょう。船の引き波で揺れることもありますので、器材を下ろすまでは油断しないようにしましょう。
マンタポイントによっては、洞窟があったりもします。ダイビングポイントとしても十分魅力のあるポイントになり、マンタが居ても居なくても十分に楽しめるポイントです。
こんなシーンを見られることも
マンタトレインです。編隊を組みメスを筆頭に旋回します。
これは脱糞マンタの排泄行為と腸洗いです。
マンタウォッチングのルール
- ガイドと同じ高さで移動してください
- ガイドに常に注目しましょう
- 泳いではいけない場所、行ってはいけない場所もあるので必ずガイドの指示に従ってください
- むやみやたらに音を鳴らさない
- マンタの正面や上には行かない
- マンタを追いかけない
- マンタを触らない
- クリーニングステーションに上らない
- 頭上通過時マンタに泡をかけない
- 中層をフワフワしない
- 先にマンタを見ているダイバーの前に入ったり横切ったりしない
- マンタポイントでのスキンダイビングは禁止
取得しておきたいスキル(マンタポイントでダイビングするのに)
- バディ同士ダイビング器材装着、脱装できる
- ジャイアントストライドエントリー、バックロールエントリーができる
- スムーズな潜降が出来る
- 中性浮力を維持することができる
- フィンキックができ進むことができる
- 器材の使い方(BCDや安全グッズ)を理解して的確に操作できる
- ダイビングコンピュータの使い方を正しく理解する
- 安全停止を理解しバディ同士浮上できる
- シグナルフロートを持参し使用できる
シュノーケリング・体験ダイビング編
シュノーケリングや体験ダイビングコースにてご参加頂いてもマンタを観察することができ、近くから見ることができます。マンタが泳いで回るのは、水深5m~10mです。マンタも浅い所を泳ぐのでシュノーケリングでも観察できます。そして一番行動範囲が広く観察しやすいのがシュノーケリングになります。
体験ダイビングコースにてマンタポイントでダイビングできますか??という質問には、お客様の体験ダイビング経験の有無やダイビング時の余裕度、落ち着き度により2本目でご案内させて頂きます。マンタポイントでの体験ダイビングはそれなりのリスクもあり、一般的な体験ダイビングを実施するポイントよりは水深が深く、ボートを止める場所によっては移動距離が長くなることもあります。また、途中で浮上したくなっても、石垣島のポイントの中で一番人気なことから船の往来があります。浮上したいので、はいそうですか??と浮上できるわけではありません。ライセンス取得者から見れば簡単なポイントですが、体験ダイビングからするとやや難しいポイントになります。実際潜られた体験ダイビングの方から聞かれる感想は「怖かった~けど見られた!!」や、「見る余裕なかったな~。はぁ~疲れた~。」な言葉がチラホラ聞かれます。体験ダイビングでのマンタポイントダイビングは、当日2本目のダイビングで過去に何度か体験ダイビング経験のあるお客様がチャレンジしたほうが賢明です。
川平石崎マンタスクランブル・マンタシティ編
川平石崎にあるマンタポイントの2つは、石垣島市街地の港から永吉号で50分ほど。
シュノーケリング・体験ダイビング・ファンダイビング・ライセンス講習でも観察可。
- 水深
- 5m~15m
- 流れ
- 時にあり
- 風向
- 東~南西
- 波高
- 2.5m(3m以上は条件付き)
- 潮
- 特に関係なし
新城島(パナリ)ビッグコーナー編
新城島(パナリ)マンタビッグコーナーは、石垣島市街地の港から永吉号で50分ほど。
シュノーケリング・体験ダイビング・ファンダイビング・ライセンス講習でも観察可。
- 最大水深
- 20m
- 流れ
- 時にあり
- 風向
- 北より
- 波高
- 2m(3m以上は条件付き)
- 潮
- 特に関係なし
パナリ(新城島)とは西表島の南、黒島の西側に位置する十数人が住む有人島。
数年前からマンタの目撃情報があり潜り始めたところ数匹のマンタが観察され、その後潜るたびにマンタが増え多い時には10匹ほどのマンタが観察され、ブラックマンタの目撃情報も多数寄せられています。
風向きや潮により多少の流れやうねりはありますが、初心者でも安心の5~10mの根に集まるので難しくはありません。アンカーをかけ船を停める事も出来ます。お客様のレベルによってはドリフトダイビングもお勧めです。まだ発見されたばかりでいつ頃が一番いいのかなどのデータはまだありません。他の大物系の目撃情報もあるのでこれからが楽しみにポイントです。
クリーニングシテーションになっているこのポイント、マンタはゆったりホバリングしていることもありますが、流れやうねりによってはマンタが行ったり来たりしていることもあります。また、数匹で編隊を組んでいることもしばしば観察できました。こんな姿のマンタが観察できるのも、みどころの一つです。石垣島ではブラックマンタも観察されていますが、このポイントで見られることも多々あります。
ヨナラ水道編
ヨナラ水道マンタポイントは、石垣島市街地の港から永吉号で50分ほど。
上級者ファンダイバーのみの限定ポイントです。
- 最大水深
- 30m
- 流れ
- あり、ドリフト
- 風向
- 南
- 波高
- 2m(3m以上は条件付き)
- 潮
- 関係あり
小浜島と西表島の間に位置する全長5キロ程の水路がヨナラ水道。1980年代に話題になった元祖マンタポイント・マンタウェイ。そこから少し離れた場所の水深30mの白い砂地にマンタが現れます。遭遇率は驚異の90%。風向き、潮、ゲストのレベルが揃ってこそ行けるマンタの聖地!!川平や新城島と違い砂地マンタの迫力・マンタトレインです。 推定の砂地にマンタの影が映りこむことも。高確率でマンタが目撃されています。
ただし、流れが強く水深も深く中級以上のダイバー限定のポイントです。アドバンス以上、100本以上、フリー潜降、空気の持ちの良さなど条件があります。
まれにブラックマンタの目撃情報もあり、トンガリサカタザメやカマストガリザメなどのサメ類マダラトビエイの群れやバラクーダなどの群れの目撃情報も多数あります。 ある程度のスキルとエンリッチド・エア・ナイトロックスでダイビングするのがおススメです!
捕食マンタ編
捕食マンタは八重山諸島の各離島で見ることができます。
シュノーケリング・体験ダイビング・ファンダイビング・ライセンス講習でも観察可。
- 最大水深
- 水面
- 流れ
- なし
- 風向
- 北
- 波高
- 2m(3m以上は条件付き)
- 潮
- 関係なし
マンタは夏だけと思う方も多くいらっしゃいますが、実は一年中見られます。冬の石垣島や黒島、竹富島や小浜島など八重山諸島の離島で水面捕食マンタが観察されています。黒島の西側や石垣島の大崎など北風に強いエリアにて、12月~3月位まで高確率で観察できます。
クリーニングステーションに集まるマンタと違い、水面のプランクトンの捕食マンタになりますので、大きな口を開けてすれすれまで近寄ってくるマンタは迫力満点です。捕食に夢中になっているので、我々を上手に交わしながら捕食しています。ダイビングよりもシュノーケリングの方が見やすいです。ダイビングの合間やお昼休憩中も気が抜けません。