石垣島と言えばマンタ?幻の島?

石垣島のマンタ

石垣島のマンタ

これまでマンタは一属一種でオニイトマキエイだけでしたが、2009年に実は2種類であることが判明しました。
それがナンヨウマンタです。簡単な見分け方は、下あごの口の左右の端が黒くなっているのがオニイトマキエイで白いのがナンヨウマンタです。石垣島で主に見ることができるのは、ナンヨウマンタです。

マンタのシーズナリティ
12~3月
波が高い為ポイントへ行くことができない日が多く、且つ遭遇率も低い
4~6月
とても不安定 年によって異なる
7~11月
高い確率でマンタを見ることができる
9~11月
個体数が多い
マンタポイント攻略ガイド
マンタエリア

石垣島でマンタを見ることができるポイントは、川平石崎マンタスクランブルとマンタシティの二か所です。 石垣港より船で約50分。当日集まったお客様のリクエストや海況、スキルレベルにより判断いたします。 世界中のマンタポイントから見てもとても貴重なポイントです。

  • 高確率で遭遇できる
  • 比較的沿岸から近い
  • 水深10m前後と浅い場所で見ることができる
  • 観察できる時間が長く、撮影もしやすい

< マンタエリアは海域公園地区に指定されています >
マンタポイントにて、シュノーケル観察ルールにご協力ください。

  • ウェットスーツまたはライフジャケットを着用する
  • マンタを追いかけない、ついていかない
  • 立ち泳ぎはしない
  • スキンダイビング(素潜り)は禁止
  • うつぶせ姿勢で観察する
  • マンタの真上や上を通過しない
  • マンタ発見の合図に大声・音響信号は使用しない
  • 使用済みの紙はトイレに流さない
  • ガイドの指示又は注意をよく聞いて行動してください
  • 自分の体力・技術やレベルを客観的に把握しておくことが大切です
  • 肉体的・精神的に不安がある場合は必ず事前に報告しましょう
  • 自分に環境にも優しいシュノーケリングを心掛けましょう
水中世界の超大物アイドルを探るマンタQ&A

大きな胸ビレで空を飛ぶように大海を泳ぐ巨大エイ・マンタ。
ダイバーなら一度は見てみたい、一度見たならまた会いたい、次回は群れを見たい・・。
マンタに対する情熱は冷めることがない。でもマンタっていったいどんな生き物?ここでは水中世界の超大物アイドルを改めて探ってみましょう。

胸ビレ 大きな胸ビレは頭部に癒合し、体盤を形成するマンタはやや細長くまるで翼のように左右に張り出している。これを使って羽ばたくように泳ぐ。
遊泳性のためかマンタの目はこの位置にある。
やさしそうな眼をしています。
鼻孔 口とともに鼻孔も頭部先端に位置している。
頭鰭(とうき) マンタを含むイトマキエイの仲間に特有の器官。通常はダラーンとしているが、プランクトンを食べるときは大きく開けた口に添わせるように広げ、プランクトンを食べない時やスピードを上げて泳ぐときは頭鰭を外側にクルクルっと巻き上げ口を閉じています。頭鰭は棒状に変形させたりダラーンとしたりして舵の役目を果たし方向転換したりするのに自由自在に動かします。
鰓孔(さいこう) エイ&サメの仲間に共通の器官で左右に5対あり、プランクトンを捕食するマンタの鰓孔は幅広く開口し口から取り入れた海水を排出するときは大きく広がる。
石垣島で観察できるマンタの種類は??
マンタは1属1種でオニイトマキエイ(学名 Manta birostris)だけでしたが、2009年に実は2種類であることが判明しました。それがナンヨウマンタ(学名 Manta alfredi)です。簡単な見分け方は下あごの口の左右の端が黒くなっているのがオニイトマキエイで白いのがナンヨウマンタです。石垣島で主にみられるのはナンヨウマンタです。
  1. 口の周辺:オニイトマキエイは黒いことが多い。
  2. 5対の鰓孔:オニイトマキエイは黒い斑紋があることが多い。
  3. 背中の白い斑点:オニイトマキエイは口のラインに沿って平行でナンヨウマンタは八の字状にカーブする。
マンタって名前なの??
学名のManta birostrisに由来していると言われています。
英名ではDevil fish,沖縄地方ではガマーカマンタと呼ばれています。
マンタはいつ見られますか?
夏~秋は石垣島の西側にあるポイント、川平石崎マンタスクランブル。冬は黒島方面のポイントに現れます。八重山諸島には、1年中マンタに会える可能性の高いポイントがあり、特に石垣島の川平石崎マンタスクランブルでは高確率でマンタが現れることで有名です。シーズン中はたくさんのダイバーが目撃します。
オニイトマキエイ(標準和名=鬼糸巻エイ)名前の由来
名前の鬼(オニ)は恐ろしいというよりも大きいとの意味合いでつけられたと考えられています。餌を食べるときに広げる頭鰭は移動中、外巻に巻いて棒状になり、これが糸巻(イトマキ)名の由来とされています。また体がひし形に近く、その姿が昔使われていた糸巻きに似るからとの説もあります。
マンタは個体識別できますか?
みんな同じように見えますが、お腹の部分の模様が違います。一般のマンタの腹部は白い。が、完全に真っ白という個体はまれで大抵黒い斑紋が入っている。この斑紋の入り方は千差万別!同じものはないので個体識別に使われていていわばマンタの指紋です。腹紋ですね。イルカやシャチは背びれの形状、ザトウクジラの場合は、尾ひれの模様が使われたりするそうです。
川平石崎などで一度に視界に入るのが5匹だったとしても出たり入ったりの繰り返しで最終的には20匹以上いたよってこともあります。八重山諸島で観察できるマンタの累計個体数は300匹以上と言われています。
マンタの背中は黒っぽく、お腹は白っぽいこの配色は、表層や中層を泳ぐ魚類にみられるもので、上から見れば海の濃い藍色に、下から見れば明るい水面に溶け込むカモフラージュと言われています。また、たまに胸ビレの一部が欠損するなど損傷が見られるマンタがいます。もしかすると、イタチザメやホホジロザメなどの大型サメ類のアタックを受けた可能性があります。腹部の黒い個体は『ブラックマンタ』と呼ばれ石垣島の各ポイントでも目撃情報が多数あります。
マンタって危なくないの??
マンタはトビエイの種類の中で最大のエイです。またサメに仲間でもあります。体は全て軟骨でできています。とってもなめらかに飛ぶように泳ぐのはこのしなやかな軟骨のおかげです。でも、サメと違って尖った歯はないです、下あごに紙やすりのような歯があるだけです。エイはエイでもトゲも毒も無くとってもおとなしく好奇心が旺盛で人懐っこいエイです。
どのくらい大きいの??
大きさは翼を広げた幅で図ります。平均は3m 大きな個体は沿岸性で5m以上あります。外洋性では成長すると6m以上となることも。
マンタは何を食べるの??
マンタは海水と一緒に小さなプランクトンを吸い込みエサとしています。お腹側にある5対のフィルター状の鰓で漉して食べます。効率よく吸い込む為に口の横にある頭鰭をうまく利用しています。
マンタが食べているのは動物性プランクトンで、そこに含まれる多種多様なプランクトンを捕食しています。冬の石垣島のマンタは、この捕食シーンを見られることが多く、黒島沖や石垣島大崎沖、竹富島北など八重山諸島のいたるところで見られることがあります。冬の石垣島のマンタは捕食に夢中になっている為、大接近が期待できます。
マンタに食べられちゃうことはないの??
万が一食べられたとしてもおう吐されるだけです。
マンタは赤ちゃんを産むの?
マンタは赤ちゃんを産むことで知られています。産まれた直後の大きさは幅2m弱で、お腹の中では胸ヒレが背中側に折りたたまれているそうです。赤ちゃんは通常1個体。
マンタの♂♀見分け方は??
腹ビレの形状によってオスとメスの区別ができる。腹ビレから棒状のものが伸びているのがオス。これはクラスパーと呼ばれる器官で交接するときに使われる。
♀は腹ビレがあるがクラスパーがない。川平石崎マンタポイントでもしばしばマンタが列を作って(マンタリバー)泳ぎ回ることがあります。これはメスを追いかけるオスではないかと言われています。
マンタの寿命は??
野生の生き物の寿命を推定するのは難しいそうですが、石垣島の大先輩ガイドに聞くと、40年近くもの間観察記録が途絶えない個体がいるそうです。少なくとも40歳弱のマンタは存在します。
普段はどこにいるのだろう??
石垣島で観察されたマンタの行動記録によると、
13時30分頃、川平石崎の水深10m付近にいたが、徐々に深場へ移動。水深50~60mまで到達。
15時頃、名蔵方面へ移動その間の水深は170m
夜間は、水深50m~80m付近の海底に留まる。
翌早朝、夜明けとともに再び川平石崎方面へ浅場へと浮上しつつ移動開始したそうです。昼間は活発に行動していることから推測すると夜間はやはり体を休めているのではないでしょうか。
マンタは何しに川平に来るの??
世界でも有数のクリーニングステーションです。マンタについてはまだまだ分からないことが沢山ありますが、はっきりとした理由はまだわかっていません。マンタが集まる目的の一つに挙げられているのがクリーニングです。体に付いた寄生虫をホンソメワケベラなどのクリーニングフィッシュに食べてもらっています。
川平にはマンタが好むクリーニングステーションがいくつかあり、現れたマンタは根の上をゆっくり回りながらクリーニングされるのです。
そもそもどこにマンタポイントあるの??
石垣島の西側 川平地区の沖合1kmにあります。最近では、小浜島と西表島の間にあるヨナラ水道や、新城島の南でも観察されています。
川平石崎マンタポイントと風向き
川平石崎マンタポイントは北に面している為北よりの風に弱いのが特徴です。風向きが、西、北西、北、北東、東(強さによる)で波が2,5m以上になると向かう事ができません。
例えば石垣島地方気象台予報で北の風やや強く 波の高さ2,5mの場合、向かう事はできません。逆に南西、南、南東、東(強さによる)で波が3mの場合、川平石崎マンタポイント周辺は穏やかです。ただし帰りが揺れます。風が南で安定する6月~9月は台風などが来ない限り行くことができます。11月~2月は北よりの風が多い為向かう事ができませんが、石垣島の大崎や黒島の西側で捕食マンタを観察することができます。
マンタポイント攻略ガイド

幻の島・浜島とは

石垣島の幻の島・浜島

石垣港より船で約30分。竹富島と小浜島の中間に位置し、日本最大規模のサンゴ礁域 石西礁湖内にある砂だけでできた三日月型の砂浜を幻の島 浜島と呼んでいます。海のど真ん中にある為、上陸するには船で行く方法しかありません。

幻と呼ばれる由来は、刻々と変化する潮の満ち引きで隠れたり現れたりするところから幻の島と呼ばれています。 上陸する時間帯によって島の形状や大きさも常に変化し、毎日沈んでは浮かびを繰り返しているのでその日その時によって浜島に打ち上げられるサンゴの欠片や貝殻にも違いがあります。八重山諸島の中でも大人気スポットであり、絶景ポイントの一つです。浜島からは石垣島、竹富島、小浜島、西表島、黒島、カヤマ島が一望でき、観光雑誌はもちろん、CM撮影やプロモーション撮影、結婚式にも使われたりしています。記念写真もよし、ビーチコーミングもよし、小さいお子様は水遊びや砂遊びもよし、素敵な島時間を堪能してください。ダイビングやシュノーケリングの講習も船上ではなく幻の島で行っております。

ここ数年で有名になり毎年多くの方が訪れるようになりました。
多い時には浜島周辺に10隻以上の船が止まり浜島は人だらけになることもあります。夏場の浜島は一大観光スポットになり賑わいを見せています。混雑のピークは午前10時前後から午後13時あたり。混雑してしまうと絶景も見え方が変わりゆっくりできないこともあります。当店では比較的混雑の少ない午後の幻の島をご案内にしています。午後の時間帯は混雑も少なくおススメです。運が良ければ貸切りになることも!!
幻の島 浜島についてQ&A
幻の島 浜島ってなんですか??
干潮時のみ姿を現すため「幻の島 浜島」と呼ばれています。
折れたサンゴと砂でできた島になります。
バラス島と同じですか??
違います。
バラス島は西表島の北側にあり、折れたサンゴだけで出来た島です。
どこにありますか?
竹富島と小浜島の中間にあり、石垣島港出航から25分で到着します。
なぜ午後だけ上陸するのですか??
午前中はたくさんの業者が上陸する為、浜島は混雑状態です。シーズンになると人だらけです。当店は混雑を避けるため午後に上陸するようにしています。午後は比較的空てる為、運が良ければ貸切りなんてことも。
幻の島に日よけはありますか??
幻の島は海のど真ん中にある為、日よけなどはありません。陽射しも強いです。
日焼けしたくない方は、万全な対策をしてください。
幻の島にトイレはありますか??
幻の島は何もありません。船で予めご準備してから上陸してください。
乗船のみですが、上陸できますか??
幻の島ギリギリまで船を近づけ上陸になりますが、止める場所によっては腰まで水深があります。濡れても良い服装や履物で参加してください。
幻の島では何分位上陸しますか??
30分前後時間があります。シュノーケリングやダイビングの練習も幻の島にて行います。  
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